【学生研究発表】思想としての古着

2022年12月18日、ゼミに所属する戸田さん(4年)と小川さん(3年)が研究成果をリベラルアーツ・プレゼンテーションコンテストにて発表し、金賞(1位)となりました。 リベラルアーツ・プレゼンテーションコンテスト(リベコ…

名古屋大学講演:プラトンにおける神真似び

8月3日に、名古屋大学に講演にお招きいただき、「神真似び―プラトンにおける哲学的生」と題したお話をしました。「神真似び」はプラトンの著作にしばしば見られるモチーフで、中期プラトン主義者のアルキノオスによれば、プラトン哲学…

人はなぜ笑うのか:笑いの哲学を授業する

人はなぜ笑うのか。これは哲学に親しみ始めた学生に投げかける問いとして、とても良いものだと思います。 まず、とっかかりとしてとても良い。哲学の種は身近な日常のどこにでも落ちています。笑いというテーマは、それを理解するきっか…

プラトンの乳幼児教育論

『ギリシャ哲学セミナー論集』XVIIに「身体と魂の運動:プラトン『法律』篇における乳幼児教育論」という論考が掲載されました。これは、2019年9月に「プラトン『法律』篇における教育の心理学」と題して発表した内容を、大幅に…

哲学は役に立つ

ある大学の哲学科の1年生達に、「哲学科に入学することについて、親族や友人からは何と言われましたか」と質問をしたことがあります。面白い回答をたくさん得られたのですが、一番印象に残っているものは次のようなものでした。父親から…

藍野大学臨床実習指導者会議 教育講演

私は普段、医療倫理を学んだ学生が、現場で日常的に活躍する姿を想像しながら、教室の中で教育しています。現場で輝くための医療倫理教育とはどのようなものか、医療従事者の方々と真剣に話し合う貴重な機会となりました。

桜美林哲学セミナー2021年度研究発表会

2022年3月1日、「桜美林哲学セミナー:2021年度研究発表会」を開催しました。このセミナーは、若手哲学研究者のお互いの専門性の架橋と交流を兼ねて企画されました。 私は「プラトン『ソピステス』篇における像と虚偽について…